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2010年6月 アーカイブ

2010年6月20日

イキモノがモトメテくる

4月から仕事のスタイルが変わり(というか元に戻って)同時に複数案件をやっている。
あるトラブル案件で遅くなり終電で帰宅。
マンションのエレベータが居住階に到着。
エレベータのドアがひらくと・・・ミニチュアダックスフンドが。
深夜にミニチュアダックスフンド。あたりに飼い主らしい人もおらず。
ちょこちょこ私のあとをついてくる。
部屋に入れて、水とハムを支給。
でもハムは手からしか食べない、甘えたさん。
私の遅い夕食はじっと見つめられて食べにくい。
その後も何度か外に出て飼い主を探すが見つからず。
しかたなく部屋に入れたまま就寝。
慣れない環境で落ち着かず一晩中うろうろする。こっちは気になって熟睡できず。
早朝5時に起こされ、空腹アピール。
コンビニに走り、小型犬用ドックフードを購入。そして支給、見事な食べっぷり。
じゅうたんに尿のあとを数か所見つけて、げんなり。
また、外に出て飼い主を探すが見つからず。
一旦、嫁さんにバトンタッチ。
すると、外に不安そうなカップル発見、飼い主とのことで引き渡し、と嫁さんから報告。
以上。

イキモノがモトメテくる2

土曜の夕方、車で買い物に、とガレージへ。
車の下に白と黒の物体を発見。
覗き込むとネコ。
危ないので逃がそうと声をかけるが動かない。
つついても立ち上がらない。
轢かないように車をそっと動かし猫の様子を確認。
眼は開いていてこちらを見てる。呼吸ははやい。
空腹で動けないのかと考え、嫁さんがコンビニへダッシュ。
ミルク&キャットフードを購入、支給。
首をもたげるが口にしない。
市役所に電話するが業務時間外の案内テープが流れるだけ(カミカミの案内でも録り直さないのがティピカルなお役所感)。
動物病院を探して電話。
知らない猫(野良の可能性あり)だけど治療してもらってもいいか確認。
時間外診療の料金がかかることを何度も伝えられる。
車に乗せる。抱きかかえると予想以上に軽い。ガリガリ。心配そうな眼で私を見てる。
何かを伝えたいのか前足を伸ばしてくる。知らない猫だけどいとおしい。
お医者にあずける。
レントゲン検査・血液検査・点滴が必要と伝えられ、1時間程度待機。
検査結果を詳細に伝えられる。相当悪い。
レントゲンをみると、肺は影だらけ、腫瘍のためか腎臓は腫れあがって腸を圧迫。腸内にはガスしかない。
そのまま入院させる。次の日、夕方に面会をすることにして、一旦帰宅。
次の日、朝に連絡あり、早朝に死んでしまったとのこと。
お医者さんの見解では、首輪のあとがない、毛並みが悪いことから野良猫だと思うとのこと。最期は酸素室&点滴で猫ちゃんは楽に逝けたんじゃないかと。
親切に診てもらったお医者さんに礼と支払いをして帰宅。
以上。

2010年6月22日

イキモノがモトメテくる2 こころのせいり

獣医さんによると、急に野良になったとは思えず、昔から外で暮らしていたんじゃないかと。
ということは生まれてから人に抱かれたこともなかったのかもしれない。
名前もなかったのかも知れない。

しかし最期の何時間かは、人に抱きしめられた。
診察券に「(私たちの姓)ねこちゃん」と書かれ、名前ももった。

野良にとっては大きなお世話、そんなことは望んでいなかったのかもしれない。
医者に連れていくなんてとても偽善的な行いだったのかもしれない。

でも私に抱かれて、なにか嬉しそうで、安心したような眼をしていた気がした。
そう自分を納得させるしか今はできない。

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